だからこそ。

自分を探し、自分を癒しながら 日々の色々を綴ります。だからこその気持ちで。

サナギが蝶になる時


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イモムシがサナギになり   蝶になる前、

 

サナギの中では

一度 その 体はすべて溶け、

どろどろの液体になるそうです。

サナギを切り開いても 液体以外何もない。

 

そこから 

ひとつひとつ 組織を再構築して

最終的に あの綺麗な蝶になるそうです。

 

痛くないんだろうか?

苦しくないんだろうか?

 

自分の体が すぺてどろどろに溶けるという

壮絶で 劇的な変化の中

サナギの中のその命は

どんな気持ちでいるんだろう。

溶けていく自分を

どう感じているんだろう。

 

 

 

私は  夫の不倫を知ったあと

このサナギの話をなぜか何度も思い出しました。

 

自分に重ねるのかな。

 

 

夫の不倫を知る前の私は

自分自身 変わりたいと思うところがたくさんありました。

 

たとえば、

私は夫を大切にしてると言いながら

本当のところでは していなかった。

 

夫のやることや、言うことを 否定することも多く、自分のやり方を押し通して、夫をコントロールしようとしていました。

 

夫の良いところよりも、悪いところを見て、

いつも不平不満をチクチク言いました。

 

夫にたいして 「いいね!」「すごいね!!」

って 認めることがなぜか 出来ませんでした。

 

それでも夫が優しいから、

表面上はとても仲良しだったから、

私は愛されていると思い込み、

その夫の優しさの上にあぐらをかいていました。

自分でも そんな自分に気付いてはいたけれど、

何事もなく 過ぎていく毎日に安心しきって、

自分を変えることがなかなかできませんでした。

 

そんな中で突然起きた

夫の裏切り。

 

衝撃的で

それまでの日常的な毎日が

景色を変え

それまでの自分や世界観がごっそり変わるくらいのショック。

 

とても苦しみました。

 

もしも、私を  サナギに例えるなら

私の中のすべて

考え方、 こだわってたもの、夫に対する思い、夫に対するイメージ、私の存在意義。

それらすべて どろどろに溶けてしまった。

全部 どろどろになって リセットされた感じかもしれません。

 

 

そして、もしも私をサナギに例えるなら

私は ここから またひとつひとつ なりたい自分を作ればいいのかな。

 

思いやりと 愛情に溢れる女性に変わりたい。

そんな自分が大好きだと言える自分に変わりたい。

 

サナギは 必ず 美しい蝶になります。

イモムシには 絶対に戻らない。

 

だから私も 絶対に変わる。

前の私には戻らない。

 

どろどろに溶ける時期は必要だった。

 

一度どろどろに溶けて、苦しまないと

私は

私を変えることが出来なかったと思います。

ずっとイモムシのままだった。

 

私はいつか必ず 蝶になれる。

あぁ よかった

苦しいけど

あぁ よかった