今朝、洗い物をしている時に、ふと 手に取ったフライパン鍋の蓋に意識が向いた。
いつもなら ちゃっちゃっと洗って終わるとこだけど。
この 蓋は 夫が 独身時代から使ってたもの。
だから もう30年ものになる。
ふと ピカピカにしてあげたいって思った。
持ち手を分解して
中心に入ってるガラスを磨き、
磨き粉で丁寧に磨いた。
この蓋を使ってる間の30年。
慣れない家事と、見知らぬ土地で淋しかった新婚生活。
慣れない手つきで食事作りをしていた頃も、
子供たちが生まれ、子育て奮闘で 毎日くたくただったあの頃も、
転勤で 住み慣れた土地を離れ
涙涙だったあの頃も、
辛い出来事に泣いてる頃も、
嬉しいニュースに涙している頃も
いつも、
この鍋の蓋を、使ってたんだ✨
数えきれないほど たくさんあった30年。
✨✨✨✨✨
長年、
毎日使い続けてきた物って
そんなにたくさんはない。
「ただの鍋の蓋」に
自分の今まで生きてきた歴史と重ね、
「ただの鍋の蓋」に
愛おしいという 感情を感じた朝。
ピカピカになった
「ただの鍋の蓋」が愛おしくて
ギューっと抱き締めた 笑
これも きっと「愛」
きっと そんな 身近にある 当たり前になってる物の中には
「愛」を感じれるもの
よーく目を凝らして見たみたら
たくさんあるんだろう。
それに 気づくかどうかは
自分次第。