「自分の運を上げたり、ポジティブで ステキな人になるためには
あえて 運が良く、ポジティブでステキな人と付き合おう」
そのような感じのことを自己啓発の本などで目にすることがあります。
こうなりたいなぁと思うような
キラキラした ステキな人と接することで
自分も自然と良い影響を受けるということは
分かります。
“”類は友を呼ぶ“”とも言うし。。
いつも愚痴ばかりの友達と会うよりも、
前向きな気持ちで頑張ってる友達の方が
自分も元気をもらえるのは 自然なことです。
ただ、
自分が、本当に辛いときは そうは言いきれない。
焦りや 自分への劣等感や自己否定の気持ちを生んでしまうこともある。
なぜなら私が
私がそうだったから。
この数ヵ月、夫の問題で、 心がズタズタに傷ついた私に いつも寄り添ってくれて
励まし、助けてくれた友達は
本人も気にするほど、
心配性で 超ネガティブな友達と
精神科に長年通い 今も抗うつ剤を飲んでる
友達でした。
今までの私は
悩んでる友達から相談を受けた時、
少しでも元気になるお手伝いが出来たらと、
悩みに対して ポジティブなアドバイスをしたり、
その友達のネガティブな気持ちを
明るく前向きに 変えてあげたいと思う気持ちが大きくて
「そんなに気にしなくてもいいよー」とか
「そんな風に考えないで こんな風に考えてみたらどうかな?」
みたいな ことをたくさん言ってきた気がします。
でも、自分が 本当にどん底に苦しい時を味わってみると、
自分の苦しさをまるごと受け入れてくれて
ただただ 寄り添ってくれるだけのことが
どれだけありがたいんだということに気付きました。
同じ目線で、 同じように悩んでくれて
「気にするよね。苦しいよね。
悲しいよね。」ってわたしの気持ちを変えようとせず 今はまだそのままでいいんだよーって。
「自分も こんなに弱くて うじうじ悩んでてさ。
だから一緒だよー」って。
たまに、その友達の愚痴話になってしまったりして
私は１人じゃないんだと思わせてくれて。
そんな風に
心からいつも寄り添ってくれたことが
わたしの心の回復を助けてくれたと
思っています。
ポジティブで元気な人が ダメと言う話ではないです。
でも、その時の自分は
「気にすることないよー」って言われたら
いつまでも気にしてしまう自分を責めてたと思うし、
前向きなアドバイスを
一番どん底の時にされても、
そういう風に考えられない自分を
弱くて暗い人間だと思ってしまったはず。
自分が劣等感の固まりになってる時は、
キラキラの明るい バワー全開の友達は
眩し過ぎて、泣きたくなってしまったかも知れない。
彼女たちの 寄り添い方に
本当に悩みに寄り添うって
どういうことかを教えてもらった気がします。
そして、それは彼女たちが
自分も同じように苦しんで来たから。
悩みの内容は違うけれど、
大きく深く傷ついた過去があるから
人の気持ちが心から分かるんだと思います。
だとしたら、
わたしの辛い体験も
もしかしたら他の人の役に立つ日が来るかもしれない。
表面的な慰めじゃなくて
心から寄り添えることが出来るかもしれない。
彼女たちのように
辛い体験をしたからこその、
辛い体験をした人にしか出来ない
役割があるのかなと思います。
人生にムダはない。
彼女たちは
冒頭に書いたように
「運が良く ポジティブな人」
とは言えないかもしれないし
今も悩み続けてる彼女たちだけど、
その友達のお陰で
わたしの心は救われています。
私にとっては
最高にステキな友達です。
ありがとう✨✨
